わたくしの家にもピアノがあります。若いころ、と言っても
約半世紀も前、NYで駐在員生活をしていたころ、現地で買った
アメリカ製の自動演奏付きピアノで、家内と娘二人が弾いて居り
ましたが、わたくしは業務が忙しく、全く触れませんでした。
帰国の際当時アメリカでも珍しいタイプのピアノなので日本へ持って帰りました。
家内も10数年前認知症で亡くなりましたが、最近自らも年頃になり、いろいろ怪しい現象が現れて来たので、そろそろ予防措置の必要性を感じ、身体にあまり負担をかけずに出来るピアノ演奏を85歳の手習いとして初めて見ようかと思いました。
8月の大泉での説明会に恐る恐る行ってみた結果「らくらくピアノ」なら参加させて頂ければひょっとすると認知機能維持に少しは役立つのではないかと思い、その場で参加を決意しました。
85歳からピアノを始める人はほとんどいないかと思いますが、
先生のご指導により、両手で弾けるよになり、それにつれてだんだん欲が出て、「半世紀前NYで楽しんだアメリカン スタンダードが弾きたくなって来た」などと飛んでもなく欲張ったことまで考えるようになっています。
後期高齢者の皆さんも是非ピアノを始めて、認知機能保持に役立て、人生をより長く楽しみ、最後は笑って死ねる様にしましょう。
シエクスピアも言っております:「終わりよければ、すべてよし」
定年退職してからの楽しみが出来ました。
自分には両手をバラバラに使うピアノなんて絶対できないと思っていましたが、毎日頑張っているうちに伴奏をつけながら曲らしきものが弾けるようになったときは驚きました。やれば少しずつでも成長するんだな~って。
これからもねこに邪魔されながら自宅レッスンにも励みたいです。